体験をとおして自然の恵みを実感してほしい「高千穂牧場」|宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

体験をとおして自然の恵みを実感してほしい「高千穂牧場」

 乳製品のおいしさを決める要素のひとつは、牛から搾られた生乳です。乳製品は、とても身近な存在。牛乳やヨーグルトなどを冷蔵庫に常備しているというご家庭も多いのではないでしょうか。
 けれど、私たちは牛乳を飲料の一つとしてとらえていて、「牛のお乳」と考えて飲んでいる人は、少ないような気がします。

 私たち消費者にとって、「牛乳」と「牛」との間には、明らかに距離がある。そのスキマをうめるのが、ここ高千穂牧場です。

 

【あたたかなお乳から感じる命のぬくもり】

 高千穂牧場が大切にしているのは、動物とのふれあい。ここでは、牛や羊、馬などの動物が飼育されています。そのうち、乳牛はおよそ50頭。子牛を含めると、約100頭の牛が飼育されています。牛の乳搾りも、体験することができます

 あたたかなお乳にふれると、命を実感します。牛乳は、命を育む大切なもの。意識から遠ざかっていた当たり前の事実に、気づかされます。

 

「酪農を身近に感じていただきたい。牧場をつくった目的は、そこにあります。そして、牛乳からできる加工品づくりを体験していただければと思います」

 営業部の土井俊史さんは、牧場の意義をそう説明します。だから、入園は無料。予約をすれば、アイスクリームやバター、ソーセージづくりの体験もできます。

 

「ここで1日に搾られる牛乳は、800キロから1トン。売店の一角にある手造りコーナーでは、高千穂牧場の牛乳でつくられた商品が並んでいます。牧場では、新鮮なミルクを飲むこともできます。おいしいですよ」

 土井さんの言葉どおり、牧場の牛乳は、やっぱりおいしさが違います。コクがあるのに、あと味はさっぱり。牛乳独特のイヤな臭いも気になりません。牛乳が苦手な編集スタッフも、「うん、おいしい!」と感激の声を上げていました。

 

 口にいれた瞬間にふわっと溶けるざるチーズや、なめらかでクリーミーな半生プリンは、特に人気の高い商品です。

 

【知っているようで意外と知らない牛の常識】

 乳牛といえば、白と黒のホルスタインを思い浮かべがちですが、ここにいる牛の多くは、ジャージー種。体が褐色で、ホルスタインよりやや小さい特徴があります。目がくるくると大きく、美人さんぞろいです。彼女たちは1日に2回、搾乳室でお乳を機械で搾ってもらいます。1頭につき、5分から10分で搾り終わるそうです。

 

 ところで、メス牛なら、どんな牛でもお乳が出ると思っていませんか? それは、大間違い。お乳を出すのは、出産を終えた牛だけなのです。子牛の成長とともにお乳の量もピークを迎え、そして徐々に減少していきます。そのタイミングで人工授精をして、再び出産。こうして、牛は一生のうちに6頭から7頭の子牛を産むそうです。牛乳を出すために、牛もがんばってくれています。

 

「牛は、賢い動物です。搾乳が終わり自分の寝床に帰るときには、ちゃんと決められた場所に戻る。なかには、わざとエサが多く残っている場所に行く、ある意味賢い牛もいますよ」

 牧場のオープン以来26年間、飼育に携わる中島康弘さんは言います。

 

 力強いイメージのある牛ですが、ストレスには弱い動物です。そのため、一日に一度は放牧して、ストレスを解消させています。

 

「健康管理には、十分に気をつけています。おいしくエサを食べてくれるのが、一番ですね」

 中島さんの言葉から、親心を感じます。

 大切な牧草の大半が、自家生産。放牧で緑の美しい季節には青草を食べ、ミネラルを補います。安全で安心なお乳を搾るために、栄養管理にも最善を尽くします。

 

【徹底した衛生管理。だから安全でおいしい】

 搾り終えた生乳は、タンクに送られ、急速に冷却。その後、昔ながらの製法で製品にしていきます。

「毎日、徹底的に検査をおこない、衛生面には細心の注意を払っています」と、菊地達郎さん。

「お客さまから『おいしい』という声を聞くのが、一番うれしいですね」

 

 多くの人の手と、熱い想いが加わって、高千穂牧場の乳製品はつくられています。製品は、牧場内のショップで販売。鮮度を保つ発泡スチロール製のオリジナル容器に入れれば、お土産としての持ち運びも安心です。

 

【循環型農業をめざして、持続可能な社会へ】

 牛からの恵みは、ほかにもあります。牧場内に設置されたバイオマスプラントでは、牛など家畜の排せつ物から発生したメタンガスを、発電を行う燃料として利用しています。なんと酪農部門の約半分の電気を賄っているというから驚きです。
 技術のチカラで、環境を守る取り組みがすすめられています。

「私たち人間は、自然からの恩恵を受けて生きている。」

 牧場にいると、その思いが強くなります。高千穂牧場が発信するメッセージに、自然への感謝を改めて感じる一日となりました。

 

〈編集部コメント〉

 霧島の峰々を仰ぐ地に、高千穂牧場の大草原は広がります。山から吹きおろす風が草や土のにおいを運び、深呼吸をすると体から無駄なチカラが抜けるようです。そこに身を置くだけで、心と体が癒されるのを感じます。自然のチカラには、あらがえません。
 牧場内の足湯にでも浸かって、今日は仕事を忘れよう。
 そんな気分になる今回の取材でした。

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必要寄附金額: 8,000円

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