「道の駅」都城がフルリニューアル。“買う・食べる・遊ぶ・学ぶ” が叶い、毎日通いたくなる「NiQLL(ニクル)」が誕生!「株式会社ココニクル都城」|宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

「道の駅」都城がフルリニューアル。“買う・食べる・遊ぶ・学ぶ” が叶い、毎日通いたくなる「NiQLL(ニクル)」が誕生!「株式会社ココニクル都城」

 2023年4月22日、道の駅都城が「道の駅都城NiQLL(ニクル)」(※以下:ニクル)としてリニューアルオープンしました。以前に比べると売り場面積は約2.5倍、取り扱いアイテムも約2倍(約4000品)という圧巻のスケール感!オープンから約2週間余りで来場者数15万人を突破し、連日大盛況となっています。

 広々とした館内にはお買い物コーナーだけではなく、魅力的なレストラン、特産品を使ったメニューを提供するカフェコート、子どもたちが遊べる室内広場、本格的な商品開発もできるキッチンスタジオ、会議も開ける多目的室など、多彩なスペースが用意されています。「買いニクル」「食べニクル」「遊びニクル」「学びニクル」と4つの「ニクル」が揃った“毎日通いたくなる道の駅”、その全貌をのぞいていきましょう。

 

都城を代表する「肉と焼酎の拠点」
防災拠点としての一面も担う

今回お話を伺ったのは「株式会社ココニクル都城(以下:ココニクル都城)」専務取締役の東(ひがし)安幸さんです。

東さん:〈ニクル〉は都城市と国、弊社が一体となって誕生した道の駅です。コンセプトは〈肉と焼酎の拠点〉。“肉と焼酎”を主軸に都城の魅力ある特産品に出会える施設を目指しました。もちろん“道の駅”なので、道路利用者が安心・安全に休憩できることは大前提。〈都城市観光協会〉も併設されているので観光情報も得られます。また、ここは国土交通省から〈重点道の駅〉と〈防災道の駅〉の指定を受けており、約4000㎡の建築面積のうち約700㎡が国の建物。貯水槽や災害時の備蓄倉庫が整備され、万が一、宮崎県に大規模な災害が発生した時は後方支援の拠点になります。

全国に1200箇所以上ある道の駅でも〈防災道の駅〉に指定されているのは約40箇所、宮崎県内ではここだけです。また、高速道路の休憩施設の不足解消に向けた社会実験(一時退出)の実験試行箇所にも選定されているので、今年11月以降は都城ICを降りて〈ニクル〉に立ち寄り、2時間以内に高速道路に戻れば、降りなかった料金のままで利用できる予定です(ETC2.0以上の搭載車限定)。

 

都城の“美味しい”がまるごと感じられる
4つのカフェスペース

館内は広々!まず正面に見えてくるのが焼酎の新しい楽しみ方を提案する「ShochuカフェGRACE(グラス)」。市内にある4つの焼酎蔵の代表的銘柄を1杯200円から提供し、量り売りも行っています。「GRACE」と背中合わせにあるのが「iMOカフェOimo.(オイモドット)」。蜜たっぷりの焼き芋(なんと糖度50%!)など、お芋スイーツが大人気です。

東さん:都城産焼酎の主原料は芋なので、焼酎カフェと芋カフェを背中合わせに配置したんですよ。

なるほど、そんな意図があったとは!
ほかにも館内には地元産フルーツをたっぷり使ったジェラートなどを提供する「Fruitsカフェ Bontino(ボンチーノ)」や、新しい都城名物として人気急上昇中の“都城メンチカツ”の揚げたてが味わえる「NiQ(ニク)カフェ PicNiQ(ピクニック)」といった4つのカフェスペースがあり、いずれも大好評です。

 

市民の声を反映してつくられた「木のゆうぐ広場」や
商品開発を行える「キッチンスタジオ」も

道の駅のリニューアル計画が始まったのは6年前。東さんをはじめプロジェクトチームは有識者たちを交えて会議を重ね、市民に喜んでもらえるためのプランを練り上げてきました。

東さん:その中に“雨の日でも子どもたちが遊べる場所がほしい”というご意見がありました。そこで地元産の木材を使った〈木のゆうぐ広場〉をつくったんです。

〈木のゆうぐ広場〉(写真下_上)は小学3年生までの子どもたちが無料で自由に遊べる楽しいスペース(要保護者同伴)。木の香りが漂うナチュラルな空間も魅力です。

また、館内には広々とした「キッチンスタジオ」(写真下_下)も完備。

東さん:事業者さんとの商品開発やバイヤーさんとの商談の場にも使っていきたい。もちろん一般利用も可能なので、料理教室やお友達同士のパーティ、食育イベントなどお気軽にご利用いただけます。

スタジオ内には本格的な燻製室もあるので、自分だけのソーセージづくりにチャレンジするのも楽しそう。店内には精肉店もあるので、事前にお願いしておけばお肉も準備してもらえます。

 

 

「ニクル」=「〜しに来る」「肉(にく)る」
今後も“チーム都城”で特産品を広めていきたい

「ニクル」という名前には「〜をしに来る」のほか、「肉る=お肉を楽しむ」という意味も込められています。「ココニクル都城」の直営店「ニクルの肉屋」には食肉に関して、深い知識を身につけた“お肉博士”の資格を持つスタッフが常駐し、確かな品質の精肉を提供しています。地域商社機能の中核を担い、商品開発やセールス、ECサイトの運営などを行っている、経営戦略部マーケティング・DX課の太田佑輝さんと松山留美さんにもお話をお伺いしました。

太田さん:今後はお肉博士の知識を活かした商品、例えば牛の血統による味の違いも紹介したいですね。

松山さん:時間はかかるでしょうが、地元の仔牛を、地元の焼酎で育てる〈ニクル〉オリジナル牛を事業者さんと一緒につくってみたい!事業者さんにとってここがテストマーケティングの場になればいいと考えています。これからも様々な商品を開発して、都城の特産品を全国に広めていきたいですね。

どちらも期待大!ここでしか食べられないお肉に出会える日も遠くなさそうです。売り場にはさまざまな事業者と一緒に開発したオリジナルブランド「都城もえ産品」も並んでいます。

全国に多くの道の駅あれど、これほど市民に寄り添い、機能が充実した道の駅はないのかも!〈ニクル〉が南九州の注目観光スポットになるのは間違いなさそうです。

 

 

<編集部コメント>

話を伺えば伺うほど、いかにこの施設が熟慮の上に誕生したかが伝わってくる取材でした。こんな道の駅がある都城市が羨ましい!(N)

 

「都城の素晴らしい特産品に出会える場所として長く愛されていきたいですね」と「ココニクル都城」代表取締役社長の岩崎 透さん。

 

人気商品となっている「ニクルの肉屋」オリジナルの焼肉のたれ。右は焼酎入りの風味豊かな味わい、左は緑茶入りでさっぱりとした味わい。

 

多彩な味を楽しめる都城メンチカツの詰め合わせもふるさと納税返礼品として提供される。

 

「ココニクル都城」と事業者がコラボして開発したオリジナル商品が並ぶ「都城もえ産品」コーナー。ちなみに「もえ」とは方言で「会合」の意。“都城のみんなで集まってつくった良質なもの”という意味を込めてネーミングされている。

 

「Fruitsカフェ Bontino(ボンチーノ)」のジェラート。日向夏やマンゴーなど、宮崎らしいフレーバーが揃う。

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