東京・神田の人気カレー店の味を受け継ぎ地元ならではの商品開発も積極的に展開「株式会社ウェルネス」|宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

東京・神田の人気カレー店の味を受け継ぎ地元ならではの商品開発も積極的に展開「株式会社ウェルネス」

 都城には宮崎名物・チキン南蛮をトッピングした「チキン南蛮カレー」を提供するお店が何軒もあり、名物料理のひとつとなっています。「チキン南蛮にカレー?」と思うなかれ! チキン南蛮の甘酢と刺激的なカレーのルゥは相性抜群で、一度食べたら「またリピートしたい!」というインパクトを残す驚きの美味しさです。そんな「チキン南蛮カレー」を広め、地域おこしに一役買おうと結成されたのが「みやざきチキン南蛮カレー協議会」。その発起人であり「カリー専門店トプカ」「あいもこいもカフェ」を経営する「株式会社ウェルネス」の鳥丸政彦さんを訪ねました。

 

“美味しい!”の声を直接聞きたくて
40歳を前に飲食の世界へ

 鳥丸さんは生粋の都城人。就職で上京し、印刷やコンピュータ関係の仕事に携わった後、家業である食品関係の会社を手伝うためにUターンしました。しかし、お父様が亡くなったのをきっかけに40歳を前にして転職を決意。「実家は食品メーカーと卸の会社をやっていましたが、直接お客様から “美味しかった!”と聞ける機会が少なかったんです。私は自分がつくった料理を食べてお客様に喜んでいただける飲食店に惹かれていたので思い切って転職しようと考えました。とはいえ、それまで飲食店での経験はゼロ。どうすれば実現できるかと考えていた頃、飲食店のコンサルティングを行っている知人から〈東京・神田の“トプカ”という人気カレー専門店があるから行ってみないか?〉と声をかけてもらい、これは渡りに船!と単身上京しました」。

 

2年間、東京で味とノウハウを学び
カレーの奥深い世界を知る

 東京の店でカレーを学び始めた鳥丸さんは知れば知るほど奥深いスパイスの世界に魅了されていきました。「それまでの私は“カレーは市販のルーをベースにつくるもの”と思っていましたが、トプカのカレーはルーを一切使わずスパイスを調合して作っていました。今でこそスパイスカレーはブームとなっていますが、当時は本当に珍しかった。また、ソースもビーフカレーにはビーフのソース、シーフードカレーにはシーフードのソースという風に全部違っていたんです。それを知った時〈これは大変な世界に足を踏み入れてしまった。果たして自分にできるのだろうか?〉と正直不安になりましたが、会長も社長も細かいところまでしっかりと教えてくださったので、素人の私でも独り立ちできるところまで育ててくれました」。こうして2年間の修業を経て鳥丸さんは2000年に「カリー専門店トプカ」をオープン。修業先の味を受け継ぐ店として“トプカ”の名を名乗りつつ、それを発展させる自身の店として船出し、「都城ならではのカレーも提供したい!」と黒毛和牛や宮崎地頭鶏(じとっこ)などを使ったカレーの開発もスタートしました。

 

主張の強いカレーとチキン南蛮
渾然一体の味わいを目指して試行錯誤

 地元でも人気店になった「カリー専門店トプカ」。ちょうど都城の名物カレーをつくりたいと考えていたところ、鳥丸さんは知人から「チキン南蛮をのせてみては?」とアドバイスを受けます。「早速つくってみたのですが、お互いに主張が強いメニューなので単にチキン南蛮をカレーに乗せただけだと、ひと口目は美味しくても食べ続けると味がしつこくなってしまいました。そこで最後まで美味しく食べていただくために、タルタルソースや南蛮酢、カレーソースの試作を何度も重ねました。こうして甘酢にくぐらせたチキンとタルタルソース、カレーソースが渾然一体の美味しさを奏でるオリジナルチキン南蛮カレーを完成できたんです」。2004年に店のメニューとして提供し始めたところ、口コミで人気が広がりあっという間に看板メニューになりました。その後、2010年に宮崎に口蹄疫が発生すると鳥丸さんは「都城を元気にしたい!チキン南蛮カレーで地域おこしを!」と、「チキン南蛮カレー」を提供していた店に声をかけ「みやざきチキン南蛮カレー協議会」を発足。定義や協議会参加店舗の条件などを整え、普及に努めるべく、提供店舗を開拓などの活動を行っています。

 

ご飯のおとも、フルーツコーラなどを
都城商業高校と一緒に開発

 ある日、ひとりの男子高校生が鳥丸さんを訪ねてきました。「学校で商品開発の授業があったそうで〈宮崎名物の辛麺(からめん)のご飯バージョンがつくりたいので手伝ってください!〉という話でした。突然で驚きましたが後日先生も来店され〈学校として取り組みたい!〉とのことでしたので、それならばやってみるか!と挑戦することにしました」。こうして高校生と “おかずラー油プロジェクト”を始めた鳥丸さん。保存料などは使わず、辛くて美味しいご飯のおともをつくるために自ら農業試験場に出向いて助言を仰ぎ、約3ヶ月後に高校生と「トプカ」がコラボした新商品「宮崎辛飯(からめし)」が完成しました。「宮崎辛飯」は全国の商業高校で開発した商品を競うフードグランプリの九州ブロックで見事優勝し、全国大会でも審査員特別賞を受賞。輝かしい功績に、学校は翌年からも鳥丸さんに協力を依頼し、「宮崎辛飯」をさらに辛くした「宮崎大辛飯」や、宮崎県産フルーツと店のスパイスを使った「宮崎フルーツコーラ」などを開発。都城発の特産品として販売されています。

 こうして地域に貢献しながら、美味しいカレーを提供してきた鳥丸さんですが、実は来年店を移転予定なのだとか。今後はテイクアウト専門のキッチンカーとして営業していく予定で、冷凍カレーの開発やチキン南蛮カレーの通販なども行っていくそう。長年、愛されてきた都城のチキン南蛮カレーが全国各地に届けられる日ももうすぐです。

 

 

<編集部コメント>

鳥丸さんはカレー以外に、手作りの生地を使ったカレーパンやチーズまんじゅう、ワッフル、ドーナツ、宮崎牛のローストビーフ、ジビエのローストなど、地元に根付いた多彩な商品開発も行っています。都城市のふるさと納税返礼品となっているものもあるので、ぜひチェックしてみてください(N)

 

スタッフに元パティシエがいたことから誕生した「あいもこいものチーズまんじゅう」は全国の物産品を取り扱っていた東京・有楽町のアンテナショップでも売り上げ1位をキープし続けるほど人気に

 

「カリー専門店トプカ」ではスパイスの小売も行っている。「全部うちのカレーに使っているものです」と鳥丸さん

 

来年からはキッチンカーで揚げたてのカレーパンも提供予定

 

現在、カレーのレトルトは展開中。今後は、ご飯までついた冷凍カレーの提供をはじめるそう

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