なんでもつくれる木材加工の職人集団「サンセラ」|宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

なんでもつくれる木材加工の職人集団「サンセラ」

学校で使われる木製パーテーションをメインに、家具やバッグ、お弁当箱にボールペン、時計に印鑑、名刺入れ、アイフォンケースなど、あらゆる木製品を手がける「株式会社サンセラ」。全25名の社員のうち、ほとんどが指物師や建具師などの職人というプロ集団です。「うちはとにかくモノづくりが好き。つくることが得意なんです」と黒木章郎社長。都城産の杉を使った商品づくり、その現場を訪れてきました。

 

悠々自適なリタイア生活、のはずが…

 黒木さんが社長に就任したのは10年前。それまでは銀行に勤めていて、退職後はゆっくりとリタイア生活を楽しむ予定だったそうです。しかし、実際にはその生活、なんと2ヶ月で終了!「経営者になろうとは夢にも思ってなかったんですよ。だけど、退職した10年前、杉の値段が下がって、この会社の経営が難しくなってしまっていたみたいでね…、縁あって私と兄弟とでこの会社を買い取ることにしました。というのも昔、両親が北郷町で杉の苗を育て、販売する商売をしていて、子どもの頃、兄弟みんなで手伝ってたんです。その頃のことを思い出すと、これも何かの縁じゃないかと思って。少しでも杉の需要を高めたい!価値を上げたい!と決断しました」。 55歳、経営者としての第2の人生が始まりました。

 

“見える化”作戦で、技術力をアピール!

 使っているのは都城産の飫肥(おび)赤杉。成長が早くて軽く、丈夫なのが特徴です。「都城は昔から木材加工が盛んだったんだけど、意外と知られていなくて…。まずは都城杉を知ってもらおう、技術を見てもらおうと、バッグを作って持ち歩くことにしました」。黒木さんが見せてくれたのは、杉の年輪をデザインに生かし、持ち手まで木にこだわったハードケースのバッグ。インパクトがあるうえに、技術力の高さが一目瞭然です。「何事も言葉で伝えるより、可視化しないとダメだと思ってね」。さらに、フロント部分や天井などに杉を貼った世界に1台しかない車も制作。「停めてると人が集まってくるし、街を走れば、子どもたちは“木の車が走ってる!”、女性からは“可愛い!”と言って喜んでもらえました」。黒木さんの“見える化”作戦は成功。サンセラが高い技術力のある木材加工会社であることは伝わりはじめ、徐々にオーダー家具やノベルティ商品など、あらゆる商品の注文が入るようになっていきました。

 

 

お箸、そしてお弁当箱へ。
次々とヒットアイテムを制作

 実は、都城には杉を研究する機関「宮崎県木材利用技術センター」があります。「ここで出会った東大の名誉教授のもとで、杉の性質や加工技術を学びました。知れば知るほど、杉の素晴らしさを感じて、自信を持って商売できると思えましたね」。
 メイン商品である学校のパーテーション制作の合間をぬって、積極的にオリジナル小物も開発。国内外のさまざまな展示会などにも参加し、都城の杉製品をアピールしました。まずヒットしたのは「お箸」。杉を圧縮して作られた箸は丈夫で軽く、八角形で小さなモノも掴みやすいのが特徴です。さらに、次なるアイテムとしてチャレンジしたのが、ふるさと納税返礼品にもなっている「お弁当箱」。大きさ、形など、試行錯誤を重ね、現在のモノに。「曲げわっぱではなく、木のブロックをくり抜いて作っているので壊れにくいんです」。どの商品もひとつひとつ職人が手がけ、仕上げの磨きや検品も人の手と目で。質の高い都城の杉製品が全国に届けられています。

 

つくること、喜ばれること。
それが仕事のすべて。

 「サンセラ」のホームページを見るとあらゆる杉製品が掲載されています。その多彩ぶり、黒木さんの創作意欲たるや相当なものでは?と思いきや「自分が作ってみたいものってないんです」との答え。「うちは受注生産が得意。あらゆるオーダーに応えていくのが役割だと思っています。みんながつくりたいものをつくって喜んでもらいたい。それが仕事の楽しさになっています」。依頼を受けて木製のロボットも開発したという「サンセラ」。最新技術と職人の技がひとつになって「サンセラ」が手がけたアイテムをわたしたちが目にするのも、遠い未来ではないかもしれません。

 

 

<編集部コメント>

ふるさと納税返礼品にもなっている杉のロックグラス。鼻を近づけるとほのかに木の香りがします。「なんだか懐かしい香りだなーと思っていたら、新札の匂いに似てたんですよ」と黒木さん。そういえば紙も木からつくられるモノ。黒木さんがこの仕事を始められたというのも、もしかしたら、運命だったのかも!と不思議な縁を感じました。(N)

 


工場の外観には都城の山々と太陽をモチーフにした会社ロゴが描かれています。ちなみに社名の「サンセラ」とは「サンセラピー」の略。太陽が与えてくれる恵や癒しに感謝する気持ちが込められています

 


返礼品の発送で、クッション剤に使われているのはかんな屑。クッション剤は黒木さんの奥様がひとつひとつ手づくりしています。

 


ふるさと納税の返礼品となっている商品。お弁当は小・中・大の3サイズ。焼酎ロックグラスや三合分のご飯がはいるお櫃もあります

 


さすが木材加工の会社。役員室のプレートも木製でした

ご紹介したお礼の品

必要寄附金額: 10,000円

必要寄附金額: 16,000円

必要寄附金額: 16,000円

必要寄附金額: 23,000円

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