宮崎一の高級茶葉は誰にも譲れない「村松製茶」|宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

宮崎一の高級茶葉は誰にも譲れない「村松製茶」

「村松製茶」は、江戸時代からつづくお茶の老舗です。ご先祖は、お茶どころ静岡でお茶栽培をしていたそうですが、技術指導のために都城へ。以来、この地でお茶づくりに携わっています。

 古くは、「ムラマツ式」という製茶のための機械を考案。村松家は、お茶づくりに革命を起こしたお家柄のようです。現在のご主人は、5代目。エネルギッシュな語り口に、ご先祖ゆずりのバイタリティを感じます。

 

【伝えたいのは、お茶のすばらしさ】

 ご主人の村松勇作さん。この道50年の大ベテランです。お茶への愛が溢れるあまり、お茶の話をはじめたら尽きることがありません。

「お茶に含まれるカテキンやカフェイン、ビタミンCには、さまざまな健康効果があるといわれています。このメリットを取り込むために、急須で入れたお茶を楽しんでください」
 と、その魅力を訴えます。

 お茶は、種類が異なる茶葉をブレンドすることで、色や味、香りを安定させます。茶葉の選定からブレンドまで、その過程で必要となるのは、高い技術力です。そこは、長年の勘と経験が、ものをいいます。

 

【ひたむきに、父の大きな背中を追う】

 幼い頃から、勇作さんのお茶を飲んで育ったご長男の栄作さん。お父様の勇作さんと一緒に仕事をはじめて、今年で4年目になります。その味が体に染み付いているとはいえ、選茶やブレンドの技術を修得するのは、まだまだこれから。

「ここで育ったからには、いつかは自分のお茶をつくりたい」
 と、栄作さんから力強い言葉が返ってきました。勇作さんも、内心うれしそう。けれど、手取り足取り教えることはしません。見て、学べ。言葉には出さなくても、その行動から栄作さんへの信頼が伝わります。

 

【最高の茶葉でつくる「勇作造」は天下一品】

 勇作さんは、お茶選びの眼力にかけて、都城でも一目置かれる存在です。そして毎年、県で一番いいお茶を競り落とします。それはつまり、価格も最高値ということ。

「絶対に、その年で一番のお茶を競り落とす。もし別の問屋さんが競り落としたときには、お願いをして高値で譲ってもらう。それほどのこだわりがあります」

 そのお茶は、自身の名を冠したブランド「勇作造」として、お披露目されます。金色に輝くお茶缶に収められた「勇作造」は、やはり特別な存在感があります。

「こだわりの『勇作造』をぜひ一度ご賞味ください」
 宮崎一、高級な茶葉を使っているのに、価格は控えめ。その理由は、より多くのお客様に味わっていただきたいからだといいます。どんなお味なのか、気になるところです。

 

【茶畑で野菜づくり。新しい挑戦がはじまる】

 かつては広大な畑でお茶を栽培していたそうですが、いまでは製茶業に専念しています。休耕地となった畑で、現在、取り組んでいるのが、サツマイモやニンニクなど野菜の栽培。その立役者は、農学部出身の栄作さんです。
「農業は、本当に難しい。試行錯誤しながら、取り組んでいます」

 栄作さんは、前職で、農協の職員として、農家の方々に栽培指導などをおこなっていました。
「農家さんの仕事ぶりは知っていましたが、自分で実際に体験してみて、農家さんのすごさを実感しました」
 栄作さんの誠実なお人柄がにじみます。

 

 ここ数年、栄作さんはお母様と一緒にニンニク栽培に取り組んでいます。これが、大好評。ふるさと納税でもお茶と一緒にお届けして、好評を得ています。「村松製茶」の店頭では、生ニンニクだけでなく、黒ニンニクに加工して販売。どちらも、人気の商品です。

「ふるさと納税では、自分がつくった野菜だけでなく、なじみのある農家さんがつくった野菜も一緒に詰めて、お届けしています」
 旬の味覚が楽しめるとあって、お茶だけでなく、野菜のファンも増えているとか。栄作さんの胸に秘めた情熱を感じます。

 

【趣味が高じて自宅を卓球場に】

 「私、多趣味でして、卓球では県のチャンピオンになったことがあります。将棋も強くて、団体の会長も努めています。ゴルフも得意で、ハンデは3。結構なもんでしょう」

 このとき、私たちは合点しました。店舗の隣にある「村松卓球」という建物は、勇作さんがつくった卓球場だったのです。詳しく聞くと、村松家は全員、卓球の名手でした。奥様にいたっては、元九州チャンピオン。卓球をいつでも練習できるようにと、自宅の1階を卓球場にしてしまったというから、驚きます。

 

 卓球場にご案内いただきました。入口には、ところ狭しと、トロフィーが並びます。中は、想像をはるかにこえる広さ。卓球場というより体育館のようです。国体仕様の卓球台が5台も並ぶ本格的な卓球場です。

 

【親子二人三脚で未来へ】

 人生を思いっきり楽しむ勇作さんの生き方は、見事です。仕事にも、趣味にも、全力を注ぎ、そのすべてで頂点をめざしています。一方の栄作さんは、周囲の協力を得ながら、一歩ずつ着実に答えを探り当てる。じっくりと周りを見渡す冷静さを秘めています。タイプの違うお二人が、異なるアプローチで守る「村松製茶」。これからの展開が楽しみです。

 

〈編集部コメント〉

 勇作さんはしばしば「お茶を飲むと運がよくなる」といいます。健康を引き寄せるお茶は、確かにラッキーアイテム。勇作さんにあやかって、幸運を授かりたい。よし、お茶を飲もう。早速、「村松製茶」でお茶を購入しました。私の運気もアップしますように。

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