すべてはお客様の笑顔のために。「HEARTY(ハーティー)ながやま」|宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

すべてはお客様の笑顔のために。「HEARTY(ハーティー)ながやま」

 都城市を中心に宮崎県内外で10店舗、「ハーティー」の愛称で親しまれているスーパーマーケットチェーン「HEARTYながやま」。1982年、社長の永山幸弘さんが、実家の精肉専門店をミニスーパーに業態変更したことからスタート。家族3名+従業員1名だった店舗は、現在約700名のスタッフを抱える地元屈指の元気な企業に成長しました。
 会社の規模は大きくなりましたが「お客様ファースト」の企業姿勢は創業当初のまま。企業として大切にしてきた想いを、勤続25年、会社とともに歩んできた精肉部バイヤー・細山田直之さんにうかがいました。

 

お客様の声が
よりよい売場をつくる

 そもそも精肉専門店からスーパーへと業態を変更したきっかけは、「野菜もあったら便利だね」、「カレーのルウも欲しい」というお客様のリクエストに応えるためだったとか。第1号店である「ミートショップながやま」は、精肉を中心に魚や野菜、食品雑貨を扱う、売場30坪ほどのミニスーパーでした。お客様の要望に耳を傾け、ひとつひとつ丁寧に応えているうちに、8年後には年商2億3000万円を売り上げるほどに成長。それを機に法人となりました。平成に入ってからも続々と新店舗をオープンし、現在は大型スーパー「HEARTYながやま」、精肉を中心とする中型スーパー「ミートショップながやま」、惣菜に力を入れた小型スーパー「Foodコンビニながやま」と、3タイプの店舗を展開しています。
 「当時は、肉も魚も野菜も、毎朝社長自ら市場で仕入れをしていて、どれも鮮度抜群。「質の高いものが安く買える」と評判になりました。また、1号店は中心地から家へ帰る人たちの通り道にあり、周りに競合店のないという立地のよさも追い風になりました。
 店舗の規模は変わっても、「常に“お客様目線”で」という社長の姿勢は変わらず。それを貫いてきたからこそ、お客様からの信頼を得ることができ、今があるのだと思います」。自分たちの目で確かめ、いいものを仕入れる習慣は、今も変わらず受け継がれています。

 

スタッフ一人ひとりが
責任をもってよい品を届ける

 牛も豚も鶏も、“お肉を買うなら「ハーティー」”と、絶大な信頼を得ています。なんと各店舗とも、売上の約30%が精肉なのだとか。細山田さん曰く「同じ宮崎牛でも、牛は個体差があるので、見て、触って、食べて…、しっかり見極めてから買い付けるようにしています。もともと精肉専門店だったこともあり、精肉部は肉選びから管理、処理まで、確かな技術が先輩から後輩へ脈々と受け継がれているんですよ。「どれくらいの厚さが調理しやすいか」、「どうしたら見栄えが良いか」など、スタッフ全員が細心の注意を払いながら肉を切り分け、盛り付け作業をしています」。ふるさと納税の返礼品にも、そのノウハウが活かされています。
「HEARTYながやま」の肉売場は、作業場と直結した対面式。「生産者の思いを伝える役目も担っていますし、なによりお客様の要望にすぐ対応することができるのが利点。対面販売はよりよい売場や商品づくりのために、重要な役割を果たしています」。ここにもお客様第一主義の精神が息づいています。

 

今でも社長が売場を回り
厳しくチェック!

 「うちの社長は今でも売場の商品の配置はもちろん、肉の厚さや切り方、盛り方まで、各店舗を回って細かくチェックしています。自社のオリジナル製品を開発するときも、何度も試作&試食を繰り返し、OKが出ないと商品化できません。返礼品のひとつである「鶏の炭火焼」も、その難関を経て生まれました。結構うるさい(笑)ですが、社長と直接現場で話しをすることで、社長の想いが伝わってきます」。
 その“想い”とは、会社の経営理念でもある「全ては、お客様に喜んで頂くために、そして社会の為に」ということ。店舗名の「HEARTY」は「心から」の意。単に「売上を増やすため」ではなく、地域の方々の暮らしをより豊かに、より快適に、より便利にすることを目的に、スタッフ一人ひとりが心を込めて仕事をして欲しいという社長の願いが込められています。

 

オリジナル商品で
大型店舗と差別化を計る

 今、スタッフ一丸となって取り組んでいるのが、自社ブランド(PB)商品の開発です。オリジナルの飼料で育てる「ハーティハーブ牛」や「ハーティハーブ鶏」、米、野菜に至るまで、地元の生産者とともに商品開発を行っています。来年には甘さを追求したオリジナルのスイカも販売予定だとか。農産物だけでなく、加工品の開発も多ジャンルに渡ります。「つくね」や「みそ漬け」などの食肉系から、オリジナルの豆腐、「鍋みそ」などの調味料系まで、お客様の“あったらいいな”の声を商品化しています。すでに販売されている商品も、随時味やパッケージの見直しを行い、今のニーズに合うよう細かくメンテナンスしていく予定だとか。
 「ディスカウントストアが全国に進出してきているので、価格の安さだけでは限界があります。そこに対抗するには、高品質なPB商品を開発して、いかにお客様に満足していただけるかがカギになると思います。地方のスーパーがこれだけのオリジナル商品を作れるのは、畜産や農業が盛んな都城だからこそ。身近に生産者がいて、ともに商品開発できることが私たちの強みです」。

 

地域に貢献する
企業でありたい

 「HEARTYながやま」では、毎年11月の創業祭に、牛、豚の肉質を競う「県畜産共進会」でNO.1になったチャンピオン牛の店頭販売を行っています。11月29日(いい肉の日)には試食会も行われ、各店舗の肉売場は長蛇の列!地元では恒例行事となっています。「県外の人に宮崎牛のよさを伝えることも大切ですが、いつもお店に来てくれる地元のお客様に美味しい宮崎牛を味わって欲しくて、チャンピオン牛を買い付けています。10数年続けていますが、採算度外視なので毎回上司を説得するのが大変です(笑)」と細山田さん。
 地域に根差し、地域から愛される、そして地域の魅力を伝える地元密着型のスーパーマーケットとして歩み続ける「HEARTYながやま」。これからも、ますます都城を盛り上げてくれそうです。

 

 

<編集部コメント>

「24年間やめなかったのは、お客様が可愛がってくれるから。会社愛以上に、お客様を裏切れないという気持ちが強かったからです」と細山田さんは、終始ニコニコ顔で話す、“愛されキャラ”でした。(編集部T)

 


「HEARTYながやま」若葉店。商店のホスピタリティと、スーパーの利便性、デパートの品質を兼ね備えた店舗づくりをしています

 


近隣にお店がなく、買物が困難とされる地域で、数年前から移動販売をスタート。高齢者や子育て中のママたちに好評です

 


サシの入り方も見事な宮崎牛。厳選されたA4等級クラス以上のものが揃います

 


こだわりのみそを使ったオリジナル商品「きなこ豚のみそ漬け」は、リピーターも多いヒット商品

他のレポートを見る