還暦に一念発起!二人の男たちが始めた、注文の絶えない雉(キジ)肉「宮崎県雉生産事業合同会社」 | 宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

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還暦に一念発起!二人の男たちが始めた、注文の絶えない雉(キジ)肉「宮崎県雉生産事業合同会社」

  ここ数年、人気が高まり販売開始からすぐに売り切れてしまう、宮崎県雉生産事業合同会社の希少な「雉肉」。高タンパクで低カロリー。クセがなくさっぱりとしたお肉は、コクのあるうまみがあり、1度食べると箸が止まらない美味しさです。疲労回復や美肌にも効果的と言われており、県内外から多くの注文が入ります。

 雉肉は、古来より宮廷などで食され、「食鳥の王様」とも言われます。都城で雉肉の生産から加工販売まで手がけ、「霧島山麓雉」として出荷している宮崎県雉生産事業合同会社 業務執行代表役員 木脇利博さん(左) と、業務執行役員 志々目義民さん(右)にお話を伺いました。

 

【還暦にスタートした大きなチャレンジ】

 建設業を経営している木脇利博さんは、還暦を迎えたときに同級生である志々目義民さんに再会しました。志々目さんは当時、精米業を手がけていました。お互い60歳を迎え、新しいチャレンジをしたいと考えていた時でした。

 そこで志々目さんが提案したのが「雉」。

 

 「周りがやっていることでは面白くない。昔から、雉蕎麦は美味しくて人気があるからきっといけるはず!」と思いついたそうです。その提案を聞いた木脇さんも「面白い。ぜひやろう」とこたえ、平成20年に雉の生産を本格的にスタートしました。

 

【手探りでスタートした雉の生産】

 2人ともまったくの異分野だったため、最初は分からないことばかりでした。北海道から240羽の雉を仕入れ、周りの養鶏農家さんに教えてもらったり、資料を集めながら少しずつ飼育方法を確立させていきました。うまくいくことばかりではなく、数多くの失敗もありました。

 ひな鳥を育てるときに細心の注意を払うのは、飼育環境の温度調節です。当初は、こたつの行火を使って温度調節を行っていましたが、うまくいかずに死なせてしまったことも。ときには、雉が雉舎の水道の蛇口をつついて、水浸しになったこともあったそうです。翌朝、雉舎を訪れたときに愕然とする光景を目の当たりにしたのは、一度や二度ではありません。その度に、「どうしたらうまくいくのだろう」と、試行錯誤しながら改善してきました。

 

 また、雉肉に対する認知度の低さから営業活動にも大変苦労しました。
 「雉肉」というと、食用としてあまり一般的ではありません。まずは、あらゆる展示会に出店し、知ってもらうことに注力しました。「口に運んでもらえれば、必ず美味しさは伝わるはずだ」と信じ、会場に訪れた方に積極的に声をかけていました。

 そんな地道な行動の積み重ねが実を結び、品質が高く評価され、多くのメディアに取り上げられるようになりました。近年では、営業活動をしなくても口コミやリピーターの方から多くの注文がやってくるようになりました。

 手探りのなか試行錯誤を繰り返し、現在では10,000羽を超える数の雉を飼育し、九州でもトップの雉生産者になりました。全国でも20%のシェア率を誇り、9割以上を東京、大阪などの飲食店に卸しています。

 

【機械は最小限に。出来るだけ「人の手」で】

 お二人の作り上げる「雉肉」のこだわりは、徹底的に「人の手」で育てるということ。餌やりは、機械で自動化してしまうこともできますが、あえて人の手であげることで、雉の小さな変化を見過ごしません。

 餌は、米ぬかや有機野菜を使った4種類を使い分けることで、雉の美味しさを最大限に引き出せるように育てます。雉にストレスがかからないようにするために、孵化直後からは同じ部屋で成長させるなど、様々な工夫をされていました。

 

 また羽取り処理も、直接手で触って確かめながら1つ1つピンセットで丁寧に抜いていくため、どの部位もなめらかな舌触りを楽しむことができます。

 こうして365日休むことなく育て上げられた雉肉は、12月~3月が最も脂がのって美味しい時期です。ふるさと納税ではこの時期に、厳選した雉肉を出荷しています。

 

【量より質。こだわりの強い方にこそ食べて欲しい】

 雉肉は、健康にこだわる女性やご年配の方、スポーツマンにこそおすすめです。
 文部科学省の発表する「五訂増補日本食品標準成分表」(※註1)によると、可食部100グラムあたりのカロリーはたった108キロカロリー。同じ量の和牛バラ肉の約5分の1です。

 一方、タンパク質やミネラル成分であるリンは約2倍と、美肌にも効果的です。また、鶏の卵はアレルギーで食べられない方も、雉の卵であれば食べられるのでとっても喜ばれるそうです。希少価値の高い、こだわりの「雉肉」。「食にはこだわりたいという方にこそ、味わって欲しい」と話してくださいました。

 

【70歳、古希に向けて走り続ける】

 「事業を拡大するにつれ、従業員など多くの守るべき存在も増えてきました。だからこそ、還暦で始めたこの雉事業を辞めるわけにはいきません。まだまだ雉肉を食べたことがないという人は多い。もっと多くの人に美味しい雉肉を食べていただけるように、これからも頑張っていきたいです。」と、力強く語ってくださいました。

 「本当は体力があれば、直営店もやりたいんですけどね!」と笑うお二人の姿は、大変若々しく輝いていました。これからのお二人のチャレンジも目が離せません。

 

〈編集部メッセージ〉

 これまで一度も揉めたことがないというお二人。「忙しくてそれどころじゃなかったよ!」と笑顔で一言。美味しい雉肉を作るために同じ方向を見て、がむしゃらに走り続けてきたからこそ、言える言葉だと思います。

 私自身、これまで雉肉を食べたことがありませんでした。試食をさせていただくと、臭みもなく口の中でホロホロとほどける身。そして酒のつまみには最高のジューシーな脂身。これらのお肉でとったスープは最高の旨味だろうな、と感動しました。ぜひ多くの人に、お二人の想いの込められたこの「雉肉」を味わって欲しい!心からそう思える素敵な時間でした。

※註1:出典「文部科学省 五訂増補日本食品標準成分表 肉類」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/toushin/05031802/002/011.pdf