33年間、年中無休!地域を見守るお母さんの店「中尾酒店」 | 宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

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33年間、年中無休!地域を見守るお母さんの店「中尾酒店」

 「顔が見える関係を大切にしたい」

 それが、「中尾酒店」が貫く信念です。お店を切り盛りするのは、中尾愛子さん(右)と娘、真梨さんのお二人。女性ならではの気配りを、お店の隅々から感じます。ふるさと納税でご縁がある読者の方は、その心遣いにお気づきかもしれません。今回は、そんなお二人のお店にお邪魔しました。

 

【この店とともに生きてきた】

「商売人とだけは、結婚しない。そのつもりでした」
 女主人である中尾愛子さんから飛び出した驚きのひと言。それなのに、なぜ? お尋ねすると、
「結婚した当初は、サラリーマンだったんです。それが、事のなりゆきで商売をすることになって……」
 実は、愛子さんのご実家もご商売をしていたそう。その縁もあって、ご主人とお二人でこのお店をオープンさせました。

 人生でもっとも忙しい時期を愛子さんはこのお店とともに過ごしました。三人のお子さんを出産。子育てをしながら、お店にも立つ。そんな毎日を過ごしたという働き者の愛子さん。その背中を見て育ったのが、娘の真梨さんです。

 

「小さいころから、ここが遊び場でした」
 その真梨さんが、いまではお母様の右腕です。

「朝は、登校する小中学生に『いってらっしゃい』と手を振り、夕方には『おかえり』と声をかける。毎日の何気ないやりとりが、楽しいんです」

 

 子どもたちは、学校のこと、友だちのことなどを話してくれるそうです。お店には駄菓子も販売しているので、小銭を握りしめた子どもたちがやってきます。昔から変わらない光景が、ここには残っています。

 

【心のこもったサービスはいつも、お客様目線】

 「中尾酒店」には、お酒だけでなく、食料品から日用品まで、さまざまな商品が並んでいます。この周辺にはお店があまりないので、ご近所にとってはありがたい存在です。

 一緒にお店をはじめたご主人は、十数年前に復職。再びサラリーマンの妻になると同時に、愛子さんは店の女主人となりました。

 

 商品には、おすすめポイントや特徴など、ひとことコメントが手書きで添えられています。商品選びの一助になれば、という心遣いが、ニクい。この細やかさで、贈り物選びの相談にも乗ってくれる愛子さん。こういう気の利くサービスが、買い物の安心感につながります。

 

 熨斗が必要であれば、自ら筆を握ります。
「手書きのほうが、心が伝わる気がしてね」
 ぬくもりが、文字から伝わってくるようです。

 

【ここは地域の小さなコミュニティ】

 近くのお年寄りからも頼りにされています。いつもの焼酎を買いに来るおじいちゃん。シルバーカーを押して、おしゃべり目当てに顔を出すおばあちゃん。お互い、顔を見るだけで安心する。長い時間をかけて築き上げたこの関係が、お店の歴史を物語ります。

 話に花が咲きはじめると、レジ前に置かれた愛子さんお手製のイスに腰をかけるのが、お決まりのスタイル。「中尾酒店」は、この地域にとって、なくてはならない存在なのです。

 

【年中無休で、お客様を迎える】

 「母は店を閉めたがらないんですよ。その姿が、商売をしていたおばあちゃんにそっくり」
 真梨さんの言葉に、驚きました。「中尾酒店」は年中無休。盆もお正月も、休みません。朝9時から夜7時まで、毎日、営業中です。

 「商売人の血が流れているからでしょうかね。お店を閉めると困るお客様がいる気がして、休めない」
 さらりと応える愛子さん。なんと33年間、一日も休んだことがないときき、驚きました。

 つねに、お客様が第一。これは、ご自身のお母様を見て、学んだことだそうです。唯一、はやく閉めてしまうのは、台風の日だけなのだとか。大切な用事があるときでも、真梨さんと交代しながら、店を開けています。

 

【お手製のメッセージカードで気持ちを伝える】

 母と娘。毎日、顔を合わせていれば、たまにはケンカをすることもあります。そのお二人が、声を合わせて「仲よくできる作業がある」といいます。それは、ふるさと納税のお客様へ商品を送るための梱包作業。ああでもない、こうでもないと意見を出し合って、梱包をすすめています。

 お二人の顔写真が入ったメッセージは、真梨さんの手づくり。「この商品が東京に行くんだ、なんて考えながら荷詰めをするのが楽しくて。何だか、ワクワクするんです」

 お二人の気持ちも一緒に包まれて、「中尾酒店」発の贈り物は、今日もお客様のお手元に届けられています。

 

〈編集部コメント〉

 人と人との関係が希薄な時代、「中尾酒店」のような存在は本当に大切です。行けば、あの人がいる。その安心感に支えられているご近所の方が、どれほど多いことか。その役割を担っている自負があるからこその年中無休。なかなかできることではありません。愛子さんの決意には、敬服します。
 一方、娘の真梨さんのご趣味は、写真。友人に頼まれて、結婚の記念写真やマタニティフォトの撮影をしているといいます。誰かのために、自分のベストを尽くす。そんな真梨さんの姿に、お母様、愛子さんとの共通項を発見しました。仲良し親子で支えあうお店の未来を応援せずにはいられません。