横の繋がりをつくって一緒に戦う!「今別府酒店」|宮崎県都城市ふるさと納税特設サイト

横の繋がりをつくって一緒に戦う!「今別府酒店」

今別府正義さんのお父さんが創業した「今別府酒店」は、今年で45年目を迎えます。平均35歳と若いスタッフさんが多く、店舗を訪れると元気よく挨拶をしてくださり、とても活気があります。

それもそのはず。今別府社長の採用の基準は、「目をみて挨拶ができる、やる気がある人。知識や技術は後でついてくる。」と
断言されていらっしゃいました。

お父さんが亡くなった後、32歳のときに後を継いだ今別府社長。
それまで10年ほど一緒に働いていたものの、いきなり社長就任となり、経営のことは全く分からず困ってしまったそうです。
しかし、「多くの人に助けられながら、がむしゃらにやってきたから今がある」とお話してくださいました。

 

 

【「今別府酒店を創業した父は、お酒を愛した人でした」】

店内には、お酒が大好きな人たちにはたまらない洋酒のコレクションがずらりと並んでいます。生前、お父さんが集めたもので、マニアならずとも驚くお宝がたくさん眠っています。

中には、「俺が死んでも絶対に売るな!」と言われた逸品も。箱も綺麗に保管されていることから、こよなくお酒を愛していたことがよく分かります。

 

とっても豪快な方で、好きなものは好きとはっきりした人だったそうです。昔のお写真を拝見したのですが、映画俳優のような凛としたお顔だちと、たくさんの人に慕われるような親分肌の雰囲気を感じました。

 

 

【新しいトレンドをいち早くキャッチすることが強み】

今別府酒店のお客様は、レストランや居酒屋さんなどの飲食店が多く、配達、納品を毎日行っています。

お客様には、市場にあまり出回っていない美味しいお酒を見つけて提案したり、こだわりの飲み方をお伝えしています。
特に、大手メーカーのビール会社さんや洋酒に強いので、そこに特化して新しい商品を見つけるようにしています。

SNSを見て流行になりそうな商品を見つけ、いち早くライセンスを取得します。このCOCALEDOという薬膳酒も、南九州で唯一取り扱っている酒店が今別府酒店なのです。

 


【若手の飲食店を応援する!ゆるやかなコミュニティづくり】

酒屋という仕事は、1人勝ちはできない世界です。飲食店さんが繁盛するから、お酒が売れます。そういう意味では、お客様は一緒に戦う仲間です。

地元で頑張る若手の飲食店さんを応援するために、横の繋がりをつくって悩みを共有したり、どうしたらお客様がたくさん来てくれるのか?というノウハウを共有するなど、ゆるやかなコミュニティを作っています。

また、飲食店さんが本来の仕事に注力できるように、空き缶、空き瓶などを持ち帰ったり、在庫管理がスムースにできるように倉庫を一緒に片付けたりしています。
飲食店の活気がなくなると街の活気もなくなるので、自分たちができる応援は、どんなささいなことでもやっています。

 

 

【ふるさと納税返礼品の人気商品は、茜霧島!】

今別府酒店がふるさと納税の返礼品として扱っているのは、霧島酒造さんの焼酎だけです。これは、先代が霧島酒造さんと仲がよく、ずっと応援していたことが背景にあります。

今では全国区の霧島酒造ですが、当時、美味しい商品がたくさんあったのに知られていなかったので、先代は積極的に霧島酒造さんの商品を販売していました。

約15年ほど前に、ナインティナインの矢部さんが「黒霧島が美味しい」とTVで話したことで一気にブームになり、霧島酒造のイメージががらりと変わりました。

現在、ふるさと納税の返礼品の中で一番人気の商品は、茜霧島です。
茜霧島は、1年に2回しか出荷されない貴重なものです。甘くて華やかな香りが特徴で、女性に人気があります。
食後に、ロックなどで香りを味わいながら楽しむのがおすすめです。

 

 

【「百万一心の精神を大事にしていきたい」】

今別府社長の名刺の裏には、「百万一心」というキーワードが書かれていました。これは、毛利元就の言葉で、「百」=一日、「万」=一力とすることで、縦書きで「一日一力一心」と読めます。
これは、「日を同じうにし、力を同じうにし、心を同じうにする」ということから、国人が皆で力を合わせれば、何事も成し得ることを意味しています。

今別府社長は、「一日一日を大事に、心を込めて真面目に取り組むことを大事にしたい」と、この言葉を名刺の裏に記しているそうです。

「これからは、地域にコミットした酒屋でないと生き残っていけない。売上げだけを目指していては限界があるから、小さなコミュニティを大事にしていきたい。」と話してくださいました。

地域の人たちに信頼され、頼りにされている姿がそこにはありました。

 

 

<編集部メッセージ>

今別府酒店さんの倉庫を拝見して驚いたことがあります。それは、とても綺麗に整理整頓されていることでした。ワインには、それぞれの商品の特徴も書かれていて、店舗と見間違うほどでした。商品であるお酒を丁寧に扱い、商品知識を高める工夫をされている姿に、仕事に真摯に向き合う姿を感じました。

 

 

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